ダイバーシティ受信?


今回の「K-taiの謎」は次回テーマとして予定していた「ダイバーシティ受信?」を掲載します。2000/10/16

【素朴な疑問】
携帯電話のカタログには受信方式のところに「ダイバーシティ受信」と書かれています。どのような受信方式なんですか?
携帯電話の構成?」でお話しましたように、携帯電話機には基地局からの電波を受信するためのアンテナが二本あります。一つは外部アンテナ、もう一つは内部アンテナです。アンテナはそれぞれ受信機1と受信機2に繋がれていて、二つの受信機は同時に動作しています。

一つの受信機に入る電界レベルがたとえある瞬間一時的に低下しても、もう一方の受信機に入る電界レベルが充分あれば、通話は継続できます。また、次の瞬間、こちらの電界レベルが低下してももう一方の電界レベルが回復していれば大丈夫ということになります。

このように、たとえ一方の電界が低下しても別の電界が補助して互いに助け合いながら受信電波のレベル変動を極力少なくする受信技術をダイバーシティ受信と呼びます。

この場合、二つのアンテナが空間的に離れて設置されているので特にスペースダイバーシティ受信と呼ばれています。受信電界が激しく変動する移動通信の受信方式として有効な受信手段です。

スペースダイバーシティを利用する場合、二つのアンテナは互いに相関関係が少ない位置に設置するのが理想と言われています。波長の約半分程度離すのが良いそうです。

時間的に変化する二つの受信電界がほとんど同じであった場合、上記で述べたように互いに助け合うことが出来ないので、できるだけ互いの受信電界が時間的に独立するのが理想です。そうすれば一方が一方を助けることができます。

ということで今回は「ダイバーシティ受信?」でした。携帯電話を使っていて素朴な疑問がありましたら、是非「K-taiの謎」にお便りください。

携帯電話の謎
DoPlaza提供