▼液晶ディスプレイの種類と特徴?
読者の買い替え時さんから「K-taiの謎」をいただきました。2001/11/29
【素朴な疑問】へのお便り
液晶ディスプレイの種類と特徴を教えて下さい。
液晶ディスプレイの種類としては
STN液晶
GF液晶
TFD液晶
TFT液晶
有機EL
などがあります。
STN液晶の特徴は比較的安価ですが性能はTFDやTFTにはおよびません。また表示の応答速度がゆるやかなので動きの速い動画を表示する場合、残像現象が現われることがあります。
GF液晶はシャープが開発した液晶で、従来のSTN液晶を改良した液晶ディスプレイだそうです。従来のSTN液晶を超えた発色と高速応答性(動画などで残像が現れにくくなる)を持つそうです。
TFD液晶はThin Film Diodeの略で、ダイオード回路で各画素をスイッチングしています。構造が複雑なトランジスタ回路でのスイッチングの代わりに、回路構成が単純なダイオード回路に置き換えて画素のスイッチングをしているのがTFDです。
しかしTFDはTFTほど高速にスイッチングできないらしく高速スイッチングが必要な動画には向いていませんが、静止画ではTFTと同等の表示性能を発揮するらしいです。
TFD液晶はコントラストの調整ができるようです。最近のTFD液晶は性能も向上しているようでTFTと変わらないぐらい綺麗な表示をするものがあるようです。
TFT液晶はThin Film Transisterの略で、トランジスタ回路で各画素をスイッチングしています。高価ではありますが、性能は優れています。構造が複雑で比較的体積が大きいです。
TFTは高速スイッチングの性能もよく静止画の表示性能のみならず、動画も残像が現われにくくなっています。TFT液晶はその構造からTFDのようにコントラストの調整ができないようです。最近の503シリーズはTFDもしくはTFT液晶を搭載している機種が多いです。
液晶ディスプレイは、上記の区分の他に照明の当て方で種類が分かれます。
・反射型 フロントライト
・透過型 バックライト
・半透過型 バックライト
です。しかし、有機ELはこれらのカテゴリーにはあてはまりません。
有機ELは次世代の高性能ディスプレイで、液晶ではありません。液晶のように照明が必要ではありません。それぞれの画素自体が発光します。照明が不要なので消費電力も少なく、画素自体が発光するため「にじみ」が少なく画質が驚くほど鮮明で綺麗だそうです。
また発色もよく、明るく、スイッチングも速いそうです。従来、有機ELのカラー化は難しかったようですが、最近の技術の進歩で著しく性能が向上し、そろそろ実用化段階に入ったそうです。筆者も早く本物の有機ELを自分の目で見たいものです。展示会などに行っている方は次世代の高性能ディスプレイとして試作品の有機ELを見ているようです。
K-taiの謎の関連記事「反射型液晶と透過型液晶は?」「STNカラー液晶?」「GF液晶と言うのは?」「TFD液晶とTFT液晶?」」もご参照ください。
ということで今回は「液晶ディスプレイの種類と特徴?」でした。携帯電話を使っていて素朴な疑問がありましたら、是非「K-taiの謎」にお便りください。