携帯電話のCPUは何?


読者の荒勢さんから「K-taiの謎」をいただきました。2002/05/22

【素朴な疑問】へのお便り
携帯のにはパソコンにあたるCPUやメモリ等は存在してるのですか?存在しているなら211、503シリーズを教えて下さい。
携帯電話にはメモリ等は搭載されていますが、パソコンのようにCPUが搭載されているわけではないようです。

ではどこでプログラムを演算処理をしているかというと、「ベースバンドプロセッサ」と呼ばれる通信制御用のチップが搭載されていて、通信制御の仕事をやりながら、その余った演算処理能力を使って、Javaなどのアプリケーションを動かしているそうです。実際にはこのプロセッサに加えて、DSPと呼ばれるデジタル信号プロセッサと組み合わせて利用されています。

ちなみにDSPとは、高速に流れるデジタルデータに対してリアルタイムで演算処理を施せる一種のプロセッサで、汎用のCPUに比べると機能は限定されていますが、信号処理演算能力が特に強化されています。

ネット上の情報によるとベースバンドプロセッサには英国ARM社の32ビットRISCチップ「ARM7」などの通信制御プロセッサが搭載されているようです。

■503iシリーズ5機種、分解してみました
http://www.zdnet.co.jp/mobile/0105/01/bunkai.html (PCのみ)

恐らく211シリーズもこのベースバンドプロセッサを使っていると思います。

■ARMというCPU 〜世界で最も使われているプロセッサ〜
http://www.zdnet.co.jp/mobile/news/0108/20/arm.html (PCのみ)

ARM社のプロセッサは、欧州規格のGSM方式携帯電話にも多く搭載されているようです。このプロセッサの特徴は、パソコンに使われているCPUと比較して、桁違いにサイズが小さくかつ消費電力も少ないことです。それゆえに携帯電話には最適なプロセッサだと思います。

今後、携帯電話のサービスが単に通話のみならず、より複雑なソフトウェアアプリケーションや処理速度の向上が求められると、現行の通信制御プロセッサ+DSPはさらに進化する必要があります。今後第3世代携帯電話では、ベースバンドプロセッサとアプリケーションプロセッサを分離して、別個に搭載するツインプロセッサ方式が、一般的な流れになってきているようです。

ということで今回は「携帯電話のCPUは何?」でした。携帯電話を使っていて素朴な疑問がありましたら、是非「K-taiの謎」にお便りください。

携帯電話の謎
DoPlaza提供