▼世界で一番最初のケータイは?
読者のかとちゃんさんから「K-taiの謎」へご質問をいただきました。2003/07/15
【素朴な疑問】へのお便り
世界で一番最初のケータイはどんなものだったんでしょうか?でかかったのかなあ,,,
ケータイ電話の一番最初の方式は、アナログ方式で自動車電話と呼ばれていたと思います。文字通り、無線機本体は自動車のトランクなどに搭載されていました。ユーザが使うハンドセットは、無線機本体から車内配線され運転席の横脇に、アンテナは自動車の天井やトランクのフタに取り付けられました。電源は自動車のバッテリーから供給しました。アナログ大都市(セルラ)方式の自動車電話サービスが日本で開始されたのは1979年です。
その後、1985年に可搬型の無線電話として肩掛けタイプのショルダーホンが出てきます。カバンのような大きさで肩掛けベルトがありました。無線機本体だけでなく電池も一緒に運びましたので重さが約3Kgもありました。。
現在のように、手のひらに乗るようなハンディタイプの無線電話が市場に出てきたのは、1987年です。ここでようやく携帯電話と呼ばれるようになりました。初期の頃の携帯電話(TZ-802型)は重さが約900gもあったそうです。サイズは約120mmX42mmX180mm(高X幅X厚)ありました。
■ドコモ携帯・自動車電話1980年代
http://www.nttdocomo.co.jp/museum/history/ktai/k_80_frame.html (PCのみ)
上記は日本の例でお話しましたが、世界の場合もだいたい同じような経過を経て進展しています。さてご質問の世界で一番最初のケータイは?何年頃で何処の国で、どんなものだったんでしょうか?ケータイは?とのご質問ですので、自動車電話やショルダーフォンは考慮に入れないことにします。
▼携帯・自動車電話の歴史
・1949年、米国セントルイスで150MHzバンドの手動式自動車電話登場(世界初)
・1964年、米国で全自動化大ゾーン方式IMTS登場
・1970年、日本の大阪万博で携帯電話を展示実演
・1979年、日本でセルラ方式の自動車電話サービス登場
・1981年、スウェーデンでNMT-450セルラ方式登場
・1983年、米国でAMPSセルラ方式登場
・1985年、英国でTACSセルラ方式登場
商用サービスではありませんが、日本で(たぶん世界で)一番最初に携帯電話が登場するのは、1970年(昭和45年)、「人類の進歩と調和」をテーマに大阪府千里丘陵で開催された、日本万国博覧会の「電気通信館」で展示実演された電話線不要のワイヤレスフォンと思われます(もし、間違っていましたら教えてください)。重量は約550gで、この時、電気通信館では「カラーテレビ電話」も登場したそうです。会場ではこのワイヤレスフォンが試験的に使えるようになっていて、実は筆者も長蛇の列に並んでワイヤレスフォンを使った覚えがあります。上記でお話した自動車電話の商用サービスが開始された1979年より9年も前のことです。
■ドコモレポート No.8 1999
「携帯・自動車電話」サービス開始20年
http://www.nttdocomo.co.jp/info/new/report/report8a.html (PCのみ)
このページには大阪万博で登場した赤と白の携帯電話の写真が掲載されています。
ということで今回は「世界で一番最初のケータイは?」でした。携帯電話を使っていて素朴な疑問がありましたら、是非「K-taiの謎」にお便りください。